セロトニンの不足が片頭痛の原因?それとも過剰が原因?

片頭痛は、セロトニンの過剰が原因といわれています。

 

しかし、下記の図をみると、セロトニンの過剰分泌は、体の正常な働きの一部であって、セロトニンが一時的に増えているだけだということがわかります。

 

「セロトニンが多すぎて片頭痛がおこるのよー!」ときいて、多すぎるんだ、と単純にとらえてはだめです。

 

その先があったのです!


 

偏頭痛の原因とメカニズム

 

偏頭痛の原因の大きなものは「ストレス」だといわれています。

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@ストレスが加わると、セロトニンという神経物質が大量放出されます。

 

↓ストレスが加わる⇒アドレナリンなど増加⇒セロトニン放出の図

 

ストレスでセロトニンが増えて片頭痛に

セロトニンは、ストレスがかかると出てくるドーパミンやノルアドレナリンのバランスをとる役割があり、精神安定を促す作用があります。

 

Aセロトニン放出で血管が一時的に収縮。

ストレスでセロトニンが増えて片頭痛に

 

Bしかし、セロトニンは脳内に少量しか生産されていないので、一気に放出すればセロトニンは減少します。

 

 

 

Cセロトニンがなくなると、血管を収縮させていた作用が一気に解き放たれ、今度は血管が拡張します。

ストレスでセロトニンが増えて片頭痛に

 

Dこの時に血管の周りの神経を刺激し、炎症を起こしたり、痛みを出したりして、偏頭痛発作が起こります。

 

ストレスでセロトニンが増えて片頭痛に

 

 

 

セロトニンは、脳内には約2%ほどしか生産・蓄積されておらず、偏頭痛に関与しているのは、脳内のセロトニンです。

 

他の90%は消化器官に(腸など)、あとの8%は血小板の中にあります。消化器官などにあるセロトニンを脳内で使うことはできない体の仕組みがあります。

 

 

上記の様に、偏頭痛が引きおこる前のストレスが降りかかった場合@では、セロトニンが過剰に放出されてしまうため、「セロトニンの分泌過剰が偏頭痛を引き起こす」と表記されたりします。

 

しかしBでは、セロトニンが一気に出すぎて「セロトニン不足になってしまう」というところで、血管拡張の原因となり、偏頭痛を引き起こすというわけなのです。

 

 

つまり、「セロトニン量がある程度キープ」できる生活をしていれば、偏頭痛というひどい痛みを引き起こすほどにはなりにくいと考えられます。セロトニンには痛みを鎮静させる作用もありますしね…。

 

 

ストレスでセロトニンが増えて片頭痛に

 

しかし、現実問題として、ストレスは毎日ふりかかってくるもので、そのたびにセロトニンはバンバン精神安定のために使われています。

 

ストレスの原因となっている事柄(人間関係や仕事上のトラブルなど)が解決できなければ、ずっとストレスが続いてしまうことになり、セロトニンは常に不足状態になってきます。

 

 

セロトニンが不足状態になると、ストレス時に増える「ノルアドレナリン」や「ドーパミン」もバランスを保てなくなります。

 

ノルアドレナリンやドーパミンはセロトニン神経がコントロールしていたので、コントロール不能状態になるということです。

 

 

これによって、脳内はさらに強いストレスを受けてしまい、偏頭痛がさらに悪化するというスパイラルに陥るわけです。

 

そして、セロトニンによる痛みの鎮静作用もなくなるので、ガンガン頭に痛みが響き渡ってしまうのです。

 

 

ストレスがかかった時に、セロトニンをこまめに補っていける生活をしていれば?

 

ストレスで一時的にセロトニンを使ってもまた補充されるような生活をしている場合、セロトニンを使っても補充されるので、セロトニン不足にはならず、さらなる精神不安や慢性的な偏頭痛が起こりにくい状態となります。

 

 

 

しかし、脳内セロトニンはストレス時だけに使われるのではなく、毎晩寝る時にはメラトニンという物質にも使われるため、しっかり補っておかなければ、すぐに不足状態になるわけです。


 

 

セロトニン不足に陥る原因とは?

 

 

@ストレスが多くすぐに使われてしまう

 

A日光にあたる機会が少なすぎる(暗い部屋でいつも過ごしている、昼夜逆転生活など)

 

日光不足でセロトニン低下

 

B運動不足の人

 

運動不足でセロトニン低下

 

パソコンなどのデスクワーク中心・マイカー通勤でほとんど歩かないというような場合、運動不足になりやすいです。セロトニンはリズム運動で増やすことができます。

 

Cセロトニンを作り出すための栄養源が不足している人

 

セロトニンはトリプトファンというタンパク質に含まれるアミノ酸の1つです。
豆類や乳製品、赤身の魚、肉類に多く含まれています。

 

ただ、セロトニンを体内で合成するためには、トリプトファンだけではたりません。

 

 

セロトニン不足予防に、マグネシウム等が必要

 

この他にもかなり重要な、ビタミンB6やナイアシン・マグネシウムが必要になります。

 

セロトニンの合成にも頭痛の緩和にも必要な、栄養素を「頭痛を鎮めながら」増やすサプリがコレ!

 

ずきしらずの実

 

私自身も、頭痛がひどくて起き上がれないときに、ずいぶんと助けられました〜!

 

 

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